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(想い出)YMOとの出会い①

  • 執筆者の写真: 絶対音感 の ドレ耳くらぶ 
    絶対音感 の ドレ耳くらぶ 
  • 2021年2月1日
  • 読了時間: 9分

更新日:2021年2月13日

ドレ耳をはじめた頃から、

何年間かは自分が好きな音楽やアーティストのことはあまり言わない方がいいかなと

思っていました。


「好き」って人それぞれの感覚ですから、何でもいいと思っているのですが、

私が自分の好みを言ってしまうことによって、

ドレ耳が、限られた好みの人だけの集団になってしまうことを

恐れていたためなのですが、


最近は、そういうこと考えるの、どうでもいいかなって思うようになって、

なんとなく、私の好きな音楽のことを語ってみようかなと思ったのです。


意外に思われるかもしれませんが、

私の土台は、テクノポップとフュージョンだろうなという気がします。


クラシックピアノをやっていたけれど、どうしても、私のアンテナはクラシックには向かず、

クラシックの良さが少しずつわかるようになったのは、成人後。めちゃ、おそっ!!

(今となっては、私が成熟していなかっただけだなと思うんですけどね。)


そして、正統派熱唱系バラードに共感する細胞は残念ながら私にはほとんどない。

バラードでいいなと思うものがあった場合には、たいてい熱唱ではない系バラード。

メッセージソングは全般的に苦手。

感じ方をひとつに絞られるのがなんか嫌だなと思う…んだけど、

なかにはいいのもあるね。

これも、自分が成熟してないだけなんだろうけど、

他の理由を言うならば、

歌を楽器のひとつのように思っているので、歌だけ特別扱いして全面に出しているのは好まない。

他の楽器をその他一括り、っていう感じになっている音楽よりも、

おお、このベースラインかっくい~! このシンセの音新しい!

このドラム心地よい! こういうのを同時に感じたいんだよね。


好きなアーティストは誰ですか?という質問があったとして、

自分が誰のファンであるかとかって、とても流動的で、

そのときの自分によって変化するというのが多いのではないかと思う。


例えば、聖子VS明菜 だったとしたら、子供の頃の私は、

明らかに聖子派であったのだが、

最近、中森明菜の昔の映像を見て、いいなぁと思ったりする。


その動画が明菜ちゃん18歳だったりするから、

うちの娘、もうじき18歳だけど、違いすぎでしょ!

どんだけ成熟してんだって、今になってようやく魅力がわかったりもする。


自分が変化をしているから、そのときの自分によって、いいなぁと思う感覚って

変わるわけで、それはアーティスト側の問題ではなく、

自分が良さに気づける部分が欠けていたということになる。


でも、そういう「流動的」に変化する「好き」と、そうではなく、不思議な「好き」というのがある。


好きなアーティストは誰ですか?と問われたら、

その質問には適してない答えかもしれないけど、

私は、間違いなく、

「細野晴臣の世界観」の中で転がされ続けている。


なんだ?これは?と、ハートを持っていかれる音楽があると、

アーティストはさまざまだったりしても、

たいがい細野晴臣がなんらかの形でそこにからんでいるのだ。


たいがいコンセプトなんじゃないかなと思う。

それはもう、40年位ずっとやられっぱなしだから、まいっちゃうよね。


細野晴臣はもうおじいさんだけど、今だに進化し続ける音楽モンスター。

未来を読む宇宙人なんじゃないかなって思う。


才能が枯渇しない。ずっと同じ雰囲気の音楽じゃないんだもの。

ずっと最先端。たまに先端すぎてアレっ??ってこともあるけど、

常にどんどん新しくって。


なんか聞いていいなと思って、誰がプロデュース?と調べると、細野晴臣・・・。

何年おきかに、何度、この、またか!をくらっているか。

素晴らしすぎですよ。細野さん。


細野晴臣さんを知ったのはYMOからなのですが、私のYMOとの出会いを

なんとなく、書き記しておきたくなったので、書きます。


私が1年生のとき、まず、最初にゴダイゴの「モンキーマジック」を聴いて、

体に電流が流れるような感覚を覚えます。


もちろん、俊ちゃん聖子ちゃんにキャーキャー言っている普通の子でしたが、

でも、ゴダイゴのモンキーマジックを聴いて、何かが違う・・・と感じるのです。



「アチャー」と叫ぶ声も音楽にし、

今思うとアースウィンドファイアーに多用されているような音階の音を取り入れたりして、

縦にのるサウンドです。

今まで聴いていた曲と何が違うかというと、

「アチャー」という声や、聴いたこともなかったシンセサイザーの音、

メロディーではない、「声」とか「音」が音楽の中に組み込まれて、

面白い効果をなしている部分が新しく聴こえて、

メンバーもインターナショナル。色々混ざっていて度肝を抜かれたわけです。

言うまでもなく、ベースラインは超カッコイイ。イントロに出てきたベースラインが後半にもでてきて、

まるで、物語の伏線回収みたく感じます。

また、西遊記の主題歌ですから、中国風な音色にしていたり、もう、何か所も何か所も当時の他とは違う新しいこと満載なんだけど、でも、それぞれが喧嘩してなくって、まとまっていて完璧!


(この強烈なインパクトはタケカワユキヒデから来るものなのか、

ミッキー吉野からなのかとか、そういうのも徹底的に19歳のときに

調べ上げて、ミッキー吉野のバークリー音楽院の影響と、

タケカワユキヒデのビートルズ好きの影響から来る良さだと思うわけなのですが。)


その後の出来事です。

小3だったと思います。


私は小学生時代を川崎(武蔵小杉)で過ごしていて、

名古屋からまゆみちゃんという転校生がやってきました。


まゆみちゃんは私に強烈なインパクトを与えました。


物凄く変わっている子で、今でいうなら陰キャの子。

ひとりで漫画を描いてグフグフ笑っている子でした。


その漫画を見せてもらうと、絵は、そこそこ上手なギャグマンガのようなものなのですが、

ストーリーが私には全く理解できません。

でも、よくいる自己完結していて面白くない、へたくそな漫画というわけでもない。


他の漫画を描いている子と何かが違う、たぶん、これは彼女の問題なのではなく、

私が彼女についていけていないんだと直感し、

彼女に興味を持つようになりました。


彼女を理解しようとすればするほど、理解できず、???となることだらけ。


例えば、先生からの配布物(当時はわら半紙でプリントされているのですが)をもらうと、

すぐに、彼女はクシャクシャに丸めるのです。


そして、机の横に置いてあった、絵の具のバケツについていた水滴を手に塗って、

クシャクシャを開いて、縁に水をつけて、微妙な感じに破いていくのです。

それも、毎回、毎回。


びっくりして、

「なんで丸めちゃうの?」「なんで破くの?」と私は質問攻め。

まゆみちゃんは、

「これでいいのよ」と言い、その作業を黙々と、

授業がはじまっても一人で続けている。


私は彼女の目的は何なのかを理解しようと眺めているんだけど、わからない。

彼女は正しい事をしている自信があるかのようで、

さっさか、紙の端をボサボサにしていき、

満足な仕上がりになったと思うと、ランドセルにしまいます。


何回かそのようなことがあってから、

彼女は先生からの単なるわら半紙の配布物を

古い宝地図のようなものにリメイクしようとしていたのだと気づき、

私はなんか、味があって、すごいなと思っちゃうのですが。


でも、何かをつくりあげているとは私しか気づいていないので、

まゆみちゃんは、ある男の子に、

配布した紙を破いているのを先生にチクられて、

頭ごなしに先生にこっぴどく叱られていました。


必ず、文字のところは読める状態に彼女は残すので、

彼女が何かをやろうとしているのを理解してあげてほしいなと

横で思っていたものでしたが、

まあ、叱られるだろうね。


私はなんか他の女の子と違う彼女にどんどん興味を持ち、

彼女の家に遊びに行くようになりました。


最初に彼女の家に行った日、びっくり仰天でした。


彼女は赤いシルクの人民服と★のついた帽子を被って、

そして丸くて黒いサングラスで私を待っていたのです。


小3ですよ、彼女。

私は、あんぐり。意味不明。むしろ、怖ささえ感じました。


でも、遊ぶ内容はいたって普通。

ボードゲームしたり、学校の出来事を話したり。


また、ある日は、変なメイクをして私を待っているのです。


遊びはいつも、普通。

縁側に大きな冷凍庫があって、そこに大量に棒状のアイスが入っている。

自由にとって食べていいとのことで、そのアイスを持って、

2階の部屋の窓から瓦の屋根に出て、座ってアイスを食べながら

おしゃべりをする。


だんだんそれが日課のようになり、毎度のまゆみちゃんの変な恰好と変なメイクに慣れてきて、

ものすごーく、変な恰好と変なメイクをしている彼女と、

普通の会話をして、屋根でアイスを食べているカオス感が、

なんだかとても楽しくなってきていて、

その変な空間がたまらなく好きな時間になっていきました。


ある日、彼女は私に、自分がはまっている音楽を聴かせてくれました。


それがYMOのライディーンでした。



これを聴いて、私はそれこそ、

雷電(ライディーン)。

電流が走ったわけです。


たまらない!この音楽は何だ!!!!


ゴダイゴのモンキーマジックの次に、

衝撃を受けた曲がコレです。


当時ラジカセだったのですが、

「もう1回聴かせて、もう1回聴かせて」これを7回位まゆみちゃんに

お願いして繰り返してもらったと思います。


驚いたのは、ピコピコ鳴っている新しい音や、

電子音だけど馬のパカッパカッっていう音を再現しようとしているんだなとわかる音、

私がこのとき夢中になっていた、スペースインベーダーっぽい音がたくさん入っていて、

そういう単なる音を、音楽に仕立て上げていることの凄さ。


ゴダイゴのモンキーマジックもそういう感じだったけれど、

そこにさらに、電子の、無機質な音が加わっているけれど、

ちゃんとメロディーがある。進化している。最高だ!


家に帰って、すぐさま忘れないうちにピアノで再現しました。

(でも、ピアノじゃ面白くない。エレクトーンならまだ近い音が出せるんだけどな。。。)

当時私はエレクトーンを持っていませんでした。


数日後、おこづかいで、ライディーンのレコードを買いました。

擦り減る位聴きました。


YMO(イエローマジックオーケストラ)は3人組(細野晴臣、高橋ユキヒロ、坂本龍一、

助っ人のキーボードは矢野顕子!)。


このライディーンという曲は、

その中の高橋ユキヒロさんが作曲となっているので、

私は、その当時、作曲と編曲の意味を同じだと思っていたので、

自分はきっと、この3人の高橋ユキヒロさんの感性のファンなんだなと思っていました。


まゆみちゃんは、赤い人民服で登場したのは、YMOのライディーンの恰好を真似ていたと後でわかりました。


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YMOはその後、「君に胸キュン」で大ヒットとなり、ザ・ベストテンとかバラエティとかにたくさん登場したので、

私も、メンバーの顔と名前が一致するようになったのだけど、君に胸キュンはYMOの中でも坂本龍一さんが主に作った曲らしく、この曲はあまり私にささらなかったので、

私が好きなのは、高橋ユキヒロさんか細野晴臣さんのどちらかで、おそらく、高橋ユキヒロさんなんだろうと思っていたわけです。(実際二人共大好きなんだけどね。)


まゆみちゃんは、YMOでは坂本龍一ファンだと言っていて、

それ以上に、忌野清志郎が好きだと言っていて、

その後、坂本龍一と忌野清志郎のユニットの「いけないリュージュマジック」がヒットし、

彼らが髪の毛をツンツン立てて、

濃いメイクをしているのを見て、


「あぁ、まゆみちゃんは、ずっと、このメイクをしていたんだな」と、あとでわかりました。


中2のお姉ちゃんがいたせいか、小3なのに随分とマセている清志郎ファンのまゆみちゃん。

まゆみちゃんにYMOを教わり、

私をハッという気持ちにしたのは、高橋ユキヒロさんの音楽部分なんだろうと勘違いしながら

(ユキヒロさんも大好きなんだけどね)、知らず知らずに、細野晴臣世界観にハマっていってしまうのです。



ライディーンの動画をUPしましたが、ピアノは矢野顕子さん。

もう、全員、最高すぎ。これ、40年以上前の音だからね。


つづく・・・。

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